木造親鸞聖人座像
- 平
- 市指定
- 彫刻
概要
名称 | 木造親鸞聖人座像 もくぞうしんらんしょうにんざぞう |
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員数 | 1躯 |
地域 | 平 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市大島636 |
指定年月日 | 平成元年6月10日 |
所有者 | 称名寺 |
解説
この座像は、大島称名寺に安置されており、縁起書によれば、蓮如直作の親鸞90歳の真影であるとされる。
京都東山本願寺が法難に遭って焼かれたので、本山伝来の真影は一時大津三井寺に逃れたが、文明13年(1481)山科へ返された。その時、末世のためにありあわせの枯れ木で刻んだこの像を、弟子に与えたものである。
以来、金沢尾山御坊から専光寺へ、更に島村八郎左衛門の道場(現称名寺)へ移されたと伝える。なお、一向一揆の戦場へ出陣したとも伝えられ、その際に伴った旗竿は今も現存している。
座像は、全面が半光沢黒色である寄木造りの木像で、頭部は体部より精巧な彫りである。室町末期の作とされる。
老体らしく肩および襟巻きのふくらみと、法衣の袖からのぞく両手の数珠をまさぐるしぐさ、伏し目の表情が一体となって仏心が感じられる。
高さ 47センチ 幅 45センチ 重量 5.1キロ