文化芸術文化財

狛犬木鼻

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概要

名称狛犬木鼻
こまいぬきばな
員数2点
地域城端
指定市指定文化財
種類有形文化財
彫刻
所在地南砺市城端1668
指定年月日昭和61年4月5日
所有者城端神明宮

解説

この愛くるしい彫刻は狛犬として単独に作られたものではなく、寺社建築における木鼻である。阿形と吽形の対をなし、頭部は嵌込みとなっている。吽形の木鼻には、これを止めるための柄穴が残る。少くとも200年以上を経ていると思われ、古い寺社建築の部分遺物として価値がある。作者は不明である。
木鼻には、象鼻、獏鼻、拳鼻と呼ばれるものが多く見られるが、狛犬形の意匠は珍しい。
城端神明宮が北野村から現在地に遷座したのは、天正2年(1574)のことである。貞享2年(1685)に社殿の再建があり、その後、嘉永2年(1849)に修築されている。この木鼻は、貞享の再建以前の社殿のものではないかと思われる。

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