本殿神門並玉垣欄間
- 城端
- 市指定
- 彫刻


概要
名称 | 本殿神門並玉垣欄間 ほんでんしんもんならびにたまがきらんま |
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員数 | 39点 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市城端1668 |
指定年月日 | 昭和61年4月5日 |
所有者 | 城端神明宮 |
解説
この欄間は、城端神明宮本殿の神門と外廓透しの玉垣に施され、39面ある。作者は加賀藩の名工烏伯の作と伝えられるが、烏伯については不明である。
神門は1間四方の向唐門で、頭貫上に三ツ斗を置き、これに彫刻を入れている。上欄の「桐に鳳凰」は伊藤屋市左衛門、下欄の「波に龍」は松居平左衛門の寄進である。
門扉の左右袖にも彫刻を入れている。図様はいずれも「竹に鶏」で、右は池田屋勘助、左は松屋庄平衛の寄進したものである。願主奉納は天明5年(1785)と記されている。
正面玉垣には頭部と腰部に彫刻欄間を入れ、東面、西面、後面玉垣には腰部にのみ彫刻欄間を入れている。それぞれ伝統的な図様であるが、技法は見事である。
また、城端別院善徳寺の鐘楼が天明元年(1781)年に上棟されているが、この四方にある欄間も烏伯の作と伝えられている。