木造阿弥陀如来立像
- 井波
- 市指定
- 彫刻
概要
名称 | 木造阿弥陀如来立像 もくぞうあみだりょらいりつぞう |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市高屋 |
指定年月日 | 昭和55年12月10日 |
所有者 | 個人所有 |
解説
この阿弥陀如来の立像は、平安時代後期の作といわれ、ゆったりとした美しい線で表現され、豊満な美しさをたたえた仏像である。
言い伝えによると、泰澄大師の作ともいわれており、もとは医王山のお寺に祀られていたと伝えられている。
ヒノキの木片を組み合わせて作られた寄木造りの仏像で、その上に漆を塗り、金箔が張られていた。しかし、今は金箔がほとんどなくなり、黒ずんで見える。顔は丸顔で、頭の髪は細かく巻かれ、人間が死に臨んだときに、仏が浄土に迎え導く姿をあらわしている。全体に彫りは浅く、目は彫られたものである。仏像の眉間にある白い毛には水晶がはめてある。