栗当の不動明王磨崖像
- 利賀
- 市指定
- 彫刻


概要
名称 | 栗当の不動明王磨崖像 くりとうのふどうみょうおうまがいぞう |
---|---|
員数 | 1躯 |
地域 | 利賀 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市利賀村栗当13-1 |
指定年月日 | 昭和45年8月31日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
庄川本流に近い利賀川右岸の山腹を50メートル余り上がった旧道ぞいの巨石に、半肉彫りされた天保15年(1844)の造像銘がある。この辺りは、かつて、井波から利賀谷を抜けて飛騨に通じた「羽根越え」道の要衝で、小牧ダムの建設以前は庄川と利賀川が岩を噛んで合流している深い淵となっていた。通行者にとっては、恐ろしい難所であったので、この磨崖像が、不動明王の霊威に託して刻まれた。
造立以来の歳月は短いが、はるかに古い歴史と信仰を、その背後に潜めている。