蝦夷征伐・牛の尾を引く図・八島の合戦絵図
- 城端
- 市指定
- 絵画
概要
名称 | 蝦夷征伐・牛の尾を引く図・八島の合戦絵図 えぞせいばつ・うしのおをひくず・やしまのかっせんえず |
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員数 | 3点 |
地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 絵画 |
所在地 | 南砺市城端1668 |
指定年月日 | 昭和58年5月10日 |
所有者 | 城端神明宮 |
解説
城端神明宮には、荒木直暢がいずれも50才代に制作した3点の絵額が社蔵されている。
『蝦夷征伐』は天和元年(1681)に、京都東山の願主近岡氏が奉納したもので、坂上田村麿による蝦夷征伐の絵画であり、それを100年ほど後に直暢が復元した。額の右上隅の上板に「其往天和年中東山住近岡氏奉納之其畫倣 暉齋筆意鮮麗也既経星霜百歳候松柏深樹風湿漸浦減模彩因荒木直暢惜其精沽謹寫再棒而仰神慮者也」とある。
『牛の尾を引く図』は天明7年(1787)年の作で、裏面には藤井氏謹誌として「三国魏虎候将軍者許 字仲康 人也 宦至武衛中郎将云」とある。
『八島の合戦絵図』は寛政4年(1792)の作で、裏面には「画工荒木直暢俗名殿村屋和助城端東下町紺屋庄右衛門三男也性寄巧好陶器善造木隅人八月神祭所出多和助之作也」とあり、さらに有沢雄助記日として直暢について「晩年行金沢居壬子年齢五十九画奈神明宮別殿云々」とある。