四天雄飛の図
- 福光
- 市指定
- 絵画
概要
名称 | 四天雄飛の図 してんゆうひのず |
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員数 | 2 |
地域 | 福光 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 絵画 |
所在地 | 南砺市棟方志功記念館 |
指定年月日 | 昭和54年12月12日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
青森出身の板画家棟方志功は、太平洋戦争末期の昭和20年4月から26年11月までの6年6ヵ月の間、一家で福光に疎開していた。
戦後、日本の教育は民主主義政策への転換が図られ、学校教育や公民館活動の充実が進められた。志功は画家としての活動のみならず、地元の先生や子供たちと共に写生会や講演会を開くなど、社会教育にも尽力した。また、民藝運動の柳宗悦、真宗大谷派の門主の長男など、志功のもとには多くの文化人が訪れ、様々な文化的影響をこの地に残した。
疎開当時は、住まいの隣に福光中学校があり、志功は生徒達の絵の指導や審査をしたこともあった。独特の筆致で菩薩の姿を描いた本作品は、志功が東京に帰る前年、昭和25年に福光中学校の生徒のために描いたものである。現在は、棟方志功記念館愛染苑に移管され、一般に公開されている。