教念寺本堂「向拝」
- 城端
- 市指定
- 建造物
概要
名称 | 教念寺本堂「向拝」 きょうねんじほんどう「ごはい」 |
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地域 | 城端 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 有形文化財 建造物 |
所在地 | 南砺市城端369 |
指定年月日 | 昭和62年10月7日 |
所有者 | 教念寺 |
解説
教念寺は浄土真宗本願寺派である。寺伝によれば、親鸞の弟子教念坊の次男好信が、寛元2年(1244)井口村堀越中村で布教を始め、宝治元年(1247)太美の嫁兼に居住した時を寺の始まりとする。本願寺の分派によりその坊舎が焼かれ、慶安3年(1650)10世行蓮の時に、現在地に再建された。
建物の内陣は丸柱に和様阿麻組で詰組としてあり、外陣は角柱として、正面に一間の向拝を付けている。
向拝は、海老虹梁で身舎と繋がっている。向拝虹梁と海老虹梁は、ともに持送り差肘木にして、斗で袖切りをかませる古い手法を取っている。木鼻の線や、虹梁の渦若葉は、江戸初期の様式を示す貴重な建造物である。