縄が池みずばしょう群生地
- 城端
- 県指定
- 天然記念物
概要
| 名称 | 縄が池みずばしょう群生地 なわがいけみずばしょうぐんせいち |
|---|---|
| 地域 | 城端 |
| 指定 | 県指定文化財 |
| 種類 | 記念物 天然記念物 |
| 所在地 | 南砺市蓑谷山 |
| 指定年月日 | 昭和40年1月1日 |
| 所有者 | 蓑谷北野生産森林組合 |
解説
縄ヶ池は標高830メートルの山中にあって、尾根と尾根との間にできたため池であり、周囲は1964メートル、竜神が住むと伝えられる池とミズバショウの群生する湿原がある。
ミズバショウは北方系の植物で、千島・カムチャッカ・アムール以南に分布している。日本では北海道から日本海側に沿って南下しており、縄ヶ池が自生地の南西の限界といわれている。県下の山麓地帯の湿原によく群生しているが、本来、本州中部地方では標高1000メートル以下では自生しないとされているにもかかわらず、縄ヶ池周辺では標高800メートルで大群落をなして自生していることが注目されている。
雪どけの早春に一斉に真白なスプーン状の仏炎苞が咲き出る光景が見事である。