高瀬遺跡(穴田地区)
- 井波
- 県指定
- 史跡
概要
名称 | 高瀬遺跡(穴田地区) たかせいせき あなだちく |
---|---|
地域 | 井波 |
指定 | 県指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市高瀬 |
指定年月日 | 昭和47年2月26日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
石仏地区の横を流れる勧行寺川の、約300m上流に、県指定の高瀬遺跡穴田地区がある。
この遺跡は、1971年に発掘調査が行われ、小規模な建物の跡や土器、木製品などがいくつも発見された。
掘立柱建物の集落の跡があり、家の周囲のごみ捨て穴から出てきた土器などの遺物から、当時の人々の生活の様子を知ることができる。また、奈良時代や平安時代の銅銭、須恵器の蓋を使った硯、須恵器の底に「家成」「衣麻呂」「宅」と墨で書いた土器などが見つかっている。
これらの遺物から、この集落には地方の豪族や役人も住んでいたと考えられている。
現在この遺跡は水田下に保存されている。
出土した土器や木製品は、高瀬遺跡公園内の南砺市埋蔵文化財センター(旧 井波歴史民俗資料館)で展示している。