流刑小屋
- 平
- 県指定
- 有形民俗文化財


概要
名称 | 流刑小屋 るけいごや |
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員数 | 1棟 |
地域 | 平 |
指定 | 県指定文化財 |
種類 | 民俗文化財 有形民俗文化財 |
所在地 | 南砺市田向312-2 |
指定年月日 | 昭和40年10月1日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
五箇山地方の東岸は庄川の断崖絶壁に隔離されており、加賀藩は流刑の好適地として多くの流刑人を送った。
田向にあるこの流刑小屋は、明和年間(1764~1772)に田向集落が大火で焼けた後に新築されたものといわれている。小屋は6畳板敷、三方板囲いの内に、便所を設けたものである。便所横の柱には食物を出し入れする蓋付の穴があり、反対側には格子の潜戸があって、鍵がかけられていた。
流刑小屋の廃止後は物置に利用されていたが、長い年月により朽ち、昭和38年の豪雪で倒壊した。
全国的にも流刑小屋の遺構がないので、昭和40年に原寸にしたがって復元され、県の文化財に指定された。