僧形八幡神像
- 利賀
- 県指定
- 彫刻
概要
名称 | 僧形八幡神像 そうぎょうはちまんしんぞう |
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員数 | 1躯 |
地域 | 利賀 |
指定 | 県指定文化財 |
種類 | 有形文化財 彫刻 |
所在地 | 南砺市利賀村大豆谷158 |
指定年月日 | 昭和47年10月5日 |
所有者 | 大豆谷地区 |
解説
大豆谷八幡宮の御正体として安置される。ヒノキ材の端麗な一木造りで、高さは39センチ、背面に「永和四年戌午四月二十四日」との銘がある。南北朝時代、1378年の作で、富山県内の木造神像銘では最も古い。
像容は岩座に腰をかけて左足を垂れ、右足は曲げて左膝頭にのせた、いわゆる半跏倚像が原型で、蓮華座は後世の補作である。古くは大豆谷の比丘尼屋敷に尼寺があり、その本尊だったとも伝えられるが、神仏習合思想に生まれた僧形八幡神像の特色をよく備えていて、五箇山の中世を伝える意義が深い。