瑞泉寺山門
- 井波
- 県指定
- 建造物
概要
名称 | 瑞泉寺山門 ずいせんじさんもん |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 県指定文化財 |
種類 | 有形文化財 建造物 |
所在地 | 南砺市井波3050 |
指定年月日 | 昭和40年1月1日 |
所有者 | 瑞泉寺 |
解説
緩やかな八日町通りの坂道を登りつめ、石段を上がると瑞泉寺の山門が目の前にそびえ立っている。
この山門は、間口20.3メートル、奥行15.5メートル、高さ17メートルの総ケヤキづくりの建物である。
山門の建築は、天明5(1785)年に京都東本願寺棟梁柴田新八郎を棟梁に始められたが、天明8年(1788)、焼失した本願寺の再建が始まったため京都に引き返した。その後副棟梁松井角平恒徳(2代)が棟梁となり完成した。
山門正面の梁の龍は、京都の彫刻師前川三四郎によって彫られた。この龍が、明治12年(1879)、瑞泉寺大火の時、近くの傘松に上って水を吐いたので、山門が焼け残ったという言い伝えがある。
また正面中央の柱の間の、ややそりをもって造られている化粧梁の上の細工の多くは井波大工の力作で、井波彫刻のもとになったものである。