高瀬遺跡(石仏地区)
- 井波
- 国指定
- 史跡
概要
名称 | 高瀬遺跡(石仏地区) たかせいせき(いしぼとけちく) |
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地域 | 井波 |
指定 | 国指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市高瀬736 |
指定年月日 | 昭和47年3月22日 |
所有者 | 南砺市 |
解説
この遺跡は昭和45年(1970)の秋、辺り一帯の水田の区画整理をしたとき、発見された。
中央部には、直径20~30センチの柱根を残す3つの建物の跡があり、最も東側の南北に長い建物跡が、この遺跡の中心の建物であったと考えられている。主殿の後方には、南北に柵が作られていた。また、主殿の西側の小さな広場をはさんで、南北2つの建物跡がある。いずれも東大寺荘園の管理所であったと想像される。さらに、主殿の南側には、幅約3メートル、深さ約1メートルの蛇行した小川が発見された。また、1994年の調査では、石仏地区の隣接地から、「南万呂」と書かれた墨書土器も出土している。この小川の中からは、この川を利用して運んだと思われる木材などが見つかっている。また役所で使われたと思われる須恵器や土師器、北陸地方で初めての木簡が出土している。