紙本墨書綽如上人勧進状
- 井波
- 国指定
- 書跡
概要
名称 | 紙本墨書綽如上人勧進状 しほんぼくしょしゃくにょしょうにんかんじんじょう |
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員数 | 1 |
地域 | 井波 |
指定 | 国指定文化財 |
種類 | 有形文化財 書跡 |
所在地 | 南砺市井波3050 |
指定年月日 | 明治38年4月4日 |
所有者 | 瑞泉寺 |
解説
この勧進状は、明徳元年(1390)に沙門堯雲(綽如)が、井波に瑞泉寺を建てる旨をしたためたものである。
「井波は、自然に恵まれ、静かに学ぶにはよい所で、寺を建てるのにはふさわしいところである。ひとりでも多くの人が力を合わせて、立派な寺を建てたい。」という意味のことも書かれている。
砂金の切金箔が散りばめられた雲上紙に、堂々とした筆法で書かれ、勧進の趣旨が格調高い漢文で述べられている。
しかし、この勧進状は長年の月日を経て摩滅がひどく、判読できない箇所があり、これまでのいくつかの写本も少しずつ読み方が異なる。