白山宮信仰関係資料
- 平
- 市指定
- 歴史資料



概要
| 名称 | 白山宮信仰関係資料 はくさんぐうしんこうかんけいしりょう |
|---|---|
| 員数 | 25件(69点) |
| 地域 | 平 |
| 指定 | 市指定文化財 |
| 種類 | 有形文化財 歴史資料 |
| 所在地 | 南砺市上梨 |
| 指定年月日 | 令和元年12月24日 |
| 所有者 | 上梨区 |
解説
白山宮信仰関係資料は、平安後期のものを含む木彫仏群や室町時代の懸仏群をはじめ、祭祀具・奉納品など、五箇山地域における中世以来の信仰の所産をまとめて今日に伝えている。
このうち白山本迹曼荼羅図は、修理銘および諸史料から、白山美濃馬場長滝寺に江戸時代後期までは存在し、制作は室町時代末期にさかのぼることが判明する。本地仏と垂迹神、尾張・美濃から山頂に至る景観をあわせて描く構成、画面中央に白衣の男性が坐し、本地仏からの光明が差す図様などは他例が知られない。原所在が明らかで、美濃側に関わる白山曼荼羅では現存最古級に属し、特異な構成・図様をもつ貴重な作例である。