渡原の大栃
- 平
- 市指定
- 天然記念物

概要
| 名称 | 渡原の大栃 どのはらのおおとち |
|---|---|
| 員数 | 1本 |
| 地域 | 平 |
| 指定 | 市指定文化財 |
| 種類 | 記念物 天然記念物 |
| 所在地 | 南砺市渡原 |
| 指定年月日 | 平成元年6月10日 |
| 所有者 | 渡原地区 |
解説
渡原の東北方面が傾斜して下がり、湧き水が窪地をつくるあたりに、トチの大木がある。地上3メートルほどから2本に分かれて、枝をのばして実をつける。1年ごとに交互に実がなるから、根元は2本といわれているが、1本に見える。
トチの実は食用となるので、伐採されずに残されてきた。渡原では、このトチの木の実を拾うだけで間に合うほど、たくさんの実をつけた。人家に近いトチの巨木は、ほかに例がなく、村の共有財産として守られてきた。
また、根元から湧き出る清水は、「いのちの水」として村人に尊ばれ大切にされている。