巴塚の松
- 福光
- 市指定
- 天然記念物


概要
| 名称 | 巴塚の松 ともえづかのまつ |
|---|---|
| 地域 | 福光 |
| 指定 | 市指定文化財 |
| 種類 | 記念物 天然記念物 |
| 所在地 | 南砺市福光1194-2 |
| 指定年月日 | 昭和34年11月5日 |
| 所有者 | 南砺市 |
解説
平家追討のため信州より兵を起し、越後を経て、越中に入った木曽義仲の妻巴御前は、砺波山の合戦(1183)で活躍したが、京都に入った義仲とともにやがて都を追われ、義仲敗死後は和田義盛を頼った。
しかし、義盛も和田合戦で戦死したので、かつて砺波山で一緒に戦った石黒太郎光弘を頼ってこの地を訪れ、福光城近くの一角(天神町)に草庵を建て尼僧となり「兼生尼」と号し定住した。91歳で入寂と伝えられる。
その跡に植えられた1本の松は、樹齢を重ねて傘状に広がって巨松となっており地域の人達の幸せを祈ってくれている。この地は巴塚と称され、市民に親しまれている。