翁塚並びに黒髪庵
- 井波
- 市指定
- 史跡
概要
名称 | 翁塚並びに黒髪庵 おきなづかならびにくろかみあん |
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員数 | 2 |
地域 | 井波 |
指定 | 市指定文化財 |
種類 | 記念物 史跡 |
所在地 | 南砺市井波3611 |
指定年月日 | 昭和30年7月 |
所有者 | 南砺市 |
解説
翁塚と黒髪庵は、浄土宗の浄蓮寺境内にある。江戸時代の俳人松尾芭蕉の弟子であった瑞泉寺十一代浪化上人は、元禄13(1700)年、現在の滋賀県の義仲寺にある芭蕉の塚から、小石3個を持ち帰り、浄蓮寺の境内を築いて、芭蕉の遺髪とともに埋めた。この塚を翁塚と言い、表面に「翁塚」の二字が刻まれている。
黒髪庵は加賀、越中、能登の三国に住む俳人数百名に勧進帳を回して寄進を集め、文化7(1801)年に建てられた小さな家である。
明治15(1882)年、浪化上人150回忌に、黒髪庵の庭内に芭蕉庵が建てられ、芭蕉像が安置された。
多くの俳人が出入りしたこの庵も、今ではひっそりと静まり返っている。